学生ブログ
2020.09.25
三百年余り続く伝統の奇祭、その歴史は?
初めまして!個人では初投稿となります、吉田です。
今日はつくりもんまつりの入門として、その歴史をご紹介していきます。
皆さんもお盆になると、なすやきゅうりに割り箸を刺して作る「お盆飾り」を目にしませんか?
何度見ても独特のオーラを持つつくりもんですが、起源はお盆飾りと同じなのです!
つくりもんまつりのはじまりは、福岡町周辺で地蔵信仰が盛んだったころに行われていた「地蔵まつり」だとされています。毎月24日に、地元の青年団や子供たちが町内を見守るお地蔵様を一軒の家に集め、お供えや供養によって霊を慰め土地の守護を守っていたお祭りでしたが、後に年中行事になりました。
江戸時代にはその余興として、五穀豊穣を感謝して秋の収穫物のお供えや作り物の催しが見られた地域もあるそうです。
今でこそ見た目が迫力満載なお祭りですが、地域と人々の営みに根付いたお祭りなのですね。
実際にお話しをうかがった際も、地域の方々がその歴史を深く理解し、形態に変化はあれど「五穀豊穣の感謝と祈願」という思いを強く持っていることに感銘を受けました。
様々な種類の色鮮やかな野菜で築き上げられるつくりもんは、まさに豊かな営みと感謝の象徴なのでしょうね!
長い歴史とたくさんの人々の思いが詰まったつくりもんまつりは、多くのストーリーを生み出してきました。
次からはそんな場面に焦点を当ててご紹介していきたいと思います!
次回の更新もお楽しみに!
☆2020つくりもんコンテスト締切(10月23日)まであと28日!