学生ブログ

2020.11.22

「つくりもんワークショップin芸文」を開催しました!④

 こんにちは、前川です!

 
今回は私がつくりもんを作った感想をお伝えしていきます!
 
 
前にずらっと並んだ野菜の中から、この野菜は○○の顔に見えるのではないか?!もしかしてこの形って動物のあのパーツに似ていない?! と野菜からイメージを湧かせながら選んでいきます。
 
 
私の目に入ってきたのはピーマンときゅうり。私にはなぜかキリンに見えたんですよ…今考えたら不思議なのですが、いざ野菜を目の前にすると動物の形や表情が浮かんでくるんです!おもむろにきゅうりとピーマンをもって席につき、顔を作り始めました。
 
あれ?キリンって確か耳があるな。((獅子唐を持ってくる
あれ?キリンって角もある。((かぶの葉の部分を少し切って持ってくる
あれ?キリンっていうか動物には目がないと…((黒豆を針で刺してあるものを持ってくる
 
私のつくりもん制作は慌ただしく始まりました。
 
そんな私を見かねてか、講師の中田さんが「何作っとるんや?」 と話しかけてくださいました。
 
私:「キリンを作りたくて…。」 
 
中田さん:「そうか、首はきゅうりか?そしたら胴体はどうするんや?」
 
私:「バランスを考えるとどの野菜も合わなくって」
 
中田さん:「胴体は重い野菜がいいな、ごぼうとかさつまいもはどうや?それより顔から作り始めると難しいぞ~!」
 
確かに…。皆さん気を付けてください。顔から作るとホントに難しくなります。ここで中田さんが行っていたのは、机に大雑把に並べてバランスをとること。とっても重要です。全体像も見えてきて、スムーズに進んでいきます!
そして胴体は重い方がよいということなのですが、ピーマンなどの野菜は中が空洞になっているため、胴体には向いていません。軽い獅子唐も固定するのに苦労しました。なのでできるだけ体となる部分には、重い野菜を使いましょう!
 
中田さん:「ごぼうはな、中に太めの針金を通すんや」
 
そうすると中田さんは、長いごぼうを脚の長さに合わせ切り、ごぼうに桐で穴をあけ、真っすぐ針金が通るようにしてくださいました。
 
ごぼうに針金を通し、ごぼうのしなりと針金をうまく利用して、キリンの脚の関節を再現していきます。後はごぼうに貫通させた針金は上下1cmほど余らせあったので、その部分に小さなじゃがいもを刺し、胴体のさつまいもを合わせて完成。
 
中田さん:「こんな感じやな?」
 
すごすぎる…。
あっという間にキリンの胴体が出来上がりました。
何よりこのキリン針金を利用したおかげで、自立して立つのです!!
どんな野菜でも工夫一つで、変幻自在!キリンに変身します。
 
後はきゅうりを首として竹串で固定し、最初に作った顔を付けて完成!
 
それでも物足りなく感じたので、キリンの鬣(たてがみ)としてきゅうりに切り目をいれ、その隙間に獅子唐を入れ込みました。
 
 
最初はうまくいくか心配で、キリンの顔が龍に間違えられることもありましたが、無事キリンが完成しました!!
 
あわただしく動いていた私に、中田さんも吉田さんも笑いながらアドバイスを下さり、本当にありがとうございました!
 
主催者側でありながら、つくりもんの魅力に改めて気が付かせてくれる時間でした。
本当に楽しかったです!
つくりもんコンテストの応募も残り1日となりました。
最後の機会にぜひ挑戦してみてください! 投稿もお忘れなく!
 
☆2020つくりもんコンテスト締め切り(11月23日)まであと1日!